薬剤師から見た患者さんの様子
続いてOは、Objective Dataのことで、客観的事実を指しています。
薬剤師から見た患者さんの様子や薬に関する知識、薬歴、各種検査結果など、計測可能なものです。
AはAssessmentのことで、SやOといった情報や事実から考えられることで、実施するケアを行なう根拠となる理由のことを指しています。
ここでは、簡単かつ完璧に問題点を抽出して記述することが求められます。
そしてPは、Planの頭文字のことで、実際に行なったケアであり、薬剤師が患者さんに対していったことなどを指しています。
Aで記述した問題点も解決するための計画であり、具体的で実行可能な事柄となっています。
このPOSの考え方やSOAPの記述方式が一般的になる以前は、いわゆるDOSでDrugOriented Systemと呼ばれる、薬思考でした。
あの薬が処方されたということはこの説明、この薬が処方されたらあのビデオというふうに、非常に対処的だったのです。
しかしこれがPOSに変わってきたということには、医療の変化が大きな影響を与えています。
以前のような、風邪や下痢といった症状を改善するために薬を服用するという治療的な薬の服薬方は今でもありますが、現在もっと主流になってきているのは、高血圧や糖尿病といった生活習慣病に代表されるような慢性疾患と、どうやって予防的にコントロールしながら付き合っていくことで、大きな病気とならないで済むかということがあります。
そのため、症状がなくなったから薬を飲むのをやめたという以前の服薬の方法では、薬の効果が発揮できなくなってきているのです。
そのため、患者さんが自ら飲む必要があると理解し、継続していけるような意識を持たなければならなくなってきています。
そしてそのように仕向けていくのも、薬剤師の仕事となってきているのです。
今後薬剤師に求められることは、さらに拡大して、細分化され、個性化されていくことになるでしょうが、それこそが過剰となる薬剤師の中で生き残っていく道ともなれることでしょう。
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